菅野彰『色悪作家と校正者の不貞』
新刊発売記念の再読。シリーズ1冊目。
菅野彰作品は基本的には好きなんだけど、文章に癖があるので、読めないときは本当に読めないし、「こういうことか……!」と沁みるまでに時差がとてもあったりする。(ただしこの時差は、私側の理解と心の準備の問題)
今回再読なのだけど、このシリーズにあまり近付いていなかった原因を再確認したし(原因隣接事項として、攻めの傲慢が心から気に入らないし)(キャラは嫌いじゃないむしろわりと好きかもなのに)、
一方で、これだからこのシリーズはおそろいしいし、好きなのだ、ということもまた再認識させられた。
愛とか心とかと現実と感情って、釣り合わなかったりままならなかったり、持て余すし、見据えちゃうと抱えきれないよねぇ……みたいな話。
シリーズは最新刊含め8冊。7冊目まで購入済みで、この1冊目含めて3冊目までは既読。
ゆっくり再読すすめつつ、最新刊までやはり追いたいな。最新刊も買います。
なお最新刊は、先週発売の『色悪作家と校正者の初戀』。8冊目で「初戀……?」となるが、この作者さんなら、あり得る。