『自閉症スペクトラムの女の子が出会う世界』にあった、ASD女性と性自認の話
ASD女性は定型女性に比べて性的マイノリティを自認する割合が高い傾向がある…みたいなくだりがあったんですが(ハッキリとした結論を述べているというよりは当事者の声の紹介をメインに構成されてる本です)、性に関する項目で、定型女性に比べて「性別への帰属意識がない」「性的なやりとりにおける身体的側面と感情的側面を分けて考える傾向がある」という話が紹介されていて、強く共感したし定型者と話す中での一般論以上に強く溝を感じていた部分だと感じたのを思い出して…
シス女性という肩書きで生きてきて特に違和がないので自分をシス女性とはしているけど、女性性が自分についての何かを規定してるとは全く感じられないし、性的なやりとりにおいて感情が役割を果たすという話は全く自分事にできなくて、その感覚を持つ人が多数派なのだなという理解で今までやり過ごしてきています
『自閉症スペクトラムの女の子が出会う世界』にあった、ASD女性と性自認の話
そこら辺が長年全部ぐちゃぐちゃで、「とにかくこの世は私の理解できないルールが無数に設定されてるっぽくて、皆はそれをちゃんと理解して動いてるらしいけど、私はどうしても理解できないみたいだから理解できない人として生きていくしかねえ」という認識になったのが成人の頃だったような気がする
なんとかルールを理解する事に必死になったりとことん自己否定に走らなかった(多少はあったし精神も病みましたが落ちきる前に開き直れた)のはなんでなんだろう 何か幸運な出来事があったのかな…思い出せないけど