2月24日~28日
今日は二十四節気【霞始めてたなびく(かすみはじめてたなびく)】
霞(かすみ)がたなびき、遠くに見える山や景色がぼんやりとかすんで見える頃
昔の人は山々の裾野にうっすらと広がる春霞(はるがすみ)のことを春を司る神「佐保姫 (さおひめ)」がまとう着物の裾に例えました
佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ (後鳥羽院)
訳:佐保姫の霞の衣は横糸が少ない(薄織りにしている)ので、花でできた錦を重ね着するのだろうか
五行説では春は東の方角にあたり、平城京の東には佐保山がありました
そこにおわす佐保姫は春の女神となりました
昔の人のように霞に佐保姫の薄織の着物を想像して描きました