昔おぼえた韓国語の再学習をも兼ねて,ハングル版聖書を辞書を引き引き読んだりしている今日この頃。文語調の訳文なのでなかなか難しいのですが,そんなとき日本の文語訳聖書を参照するとすんなり理解できてしまうことがままあり,少し驚いています。恐らくは,もともと日本の文語訳をベースに訳文が作成されたのではないか。
いま日本の教会で用いられている口語訳の聖書は,日本語の翻訳としてあまりにも貧弱なので,この国でクリスチャン人口が増えない一因なのではとすら思うほどです。多くのひとが名訳と認める戦前の文語訳は,基督教会から顧みられないまま埃をかぶっています。その点,格調の高い文語体を現在も堅持している韓国は立派です。基督教に関して,両国の活力の差はこのあたりにもあるのかもしれません。
韓国にいます。また動くかも。