Android機の Xperia 1 VI を入手しました。SIMフリー版をソニー・オンラインストアから直接購入しました。
日本ではSIMフリーという言葉で通用していますが、本当はSIMロックフリー、あるいはキャリアフリーと呼ぶべきですよね。
前の Xperia 1 は III だったのですが、その時はフリー版がなかったので docomo で入手していました。最近はソニーも普通に直販するようになって良かったと思います。主に使うのは iPhone で Xperia はサブ機なので、回線は povo を使って、必要な時にだけギガ課金するつもりです。
画面は4Kと縦長画面をやめて、一般的な縦横比 19.5:9 の 2340×1080 になりましたけれど、使い勝手は縦細長かった時よりも良くなったように思います。液晶の品質も高くて表示は綺麗ですし、またハイエンド機だけあって操作に対する反応も良く滑らかです。
主にストリーミングアプリである Apple Music を使うために買ったのですが、実際にインストールして使ってみても動作も速いですし、iPhone と同じように使えています。
入手したハイレゾ音源は Mac に USB 接続している 2TB の SSD ドライブに入れて Roon で管理しているのですけれど、Xperia に Roon アプリを入れて呼び出して聴けます。Mac 音源ファイルを入手したら SSD に入れるだけで Roon で管理されてすぐに Xperia で聴けるのでとても便利です。
ただ、Roon はローカルネットワークから外れる屋外では使えないので、その時には Xperia のSDカードに入れた音源をソニー純正の Music アプリで聴いています。ハイレゾ音源も認識してくれてHRマークがつきますし、SDカードに入っている音源のインデックスもスムーズで高速です。操作面では、私は アーティスト -> アルバム と選んで曲を聴くのですが、この操作がスムーズにできるのはとても良いです。
ただ、このアプリはAppleロスレスのALACファイルやDSD音源は再生してくれません。
ウォークマンと差別化のつもりなのでしょうけれど、こういう機能低下による差別化はやめてもらいたいですね。これらファイル形式再生のためだけにウォークマンを買おうとは思わないです。このような安易な企業姿勢がウォークマンやXperiaの衰退を招いていると思いますけれどね。純粋に使い勝手や音質の性能向上で勝負して差別化すべきでしょう。
AndroidのスマホやDAPで音楽を聞こうと思うとSRC(sample rate conversion)による音質劣化や、排他モード(exclusive mode)機能による音質向上が気になります。最近のAndroidはこれらの点についても配慮されつつあるとのことですけれど、そのうちドングルDACを使って調べてみようと思います。
音質に関しては Xperia スペシャルコンテンツを作ってアピールしていて、チカラが入っているようです。
このスペシャルコンテンツページの下の方にこの図がありますけれど、音質設定から左側の画面が呼び出せます。ウォークマンにもあるような DSEE Ultimate が搭載されていて、迫力を増すようにサウンドを加工できます。また、動画コンテンツでは立体音響加工できます。
これらのON/OFFや設定は、どのアプリを使っている時でも右側からダッシュボードを呼び出して、その1番下にある音質のステータスから設定ができます。音楽を聴きながらモードの変更が容易にできて、これはとても便利で実用的な機能だと思います。これは Xperia 1 VI からできた機能のようです。
Android スマホで音楽を聴くというとワイヤレスイヤホンが一般的だと思うのですが、今のところはワイヤレスイヤホンは持っていません。Xperiaを入手したので、また考えてみようと思っています。ただ、コーデックはLDACまでで、aptX Lossless には対応していないようですね。これはちょっと残念。ソフトウェアアップデートで対応可能なのかは知りませんが、Snapdragon Sound を標榜していることでもありますし、可能ならば対応してもらいたいものです。
それで曲は3.5mmジャックに有線イヤホンを接続して聴いています。スペシャルコンテンツでも強調されているように、3.5mmジャックの音質にはチカラが入っているようで、実際聴いてみても結構いい音と思います。古いのを取り出してきて比較してみましたが、昔の iPod nano や touch よりははるかにいい音質です。
また Bluetooth 接続できるポータブルアンプは持っているのですが、これらの音と本体の3.5mmジャック接続の音とを比較することができるくらいに音質は良いと思います。IIIあたりではポタアンに音質で負けていたので、これはかなり頑張ったと言えそうです。
私は持っていないので直接比較はしていないのですが、ウォークマンA300シリーズと比べられるくらいなのかも知れません。
多くのイヤホンを4.4mmバランスにしているので、Xperia 用に3.5mmケーブルのイヤホンもいくつか用意して試してみようと思います。