qdc FitEar のイヤホン SUPERIOR EX です。
評判の良い qdc SUPERIOR と FitEar コラボの EX バージョンということで、発売された5月から興味はあったのですが、4.4mm バランス接続を前提で考えていたのでケーブルも含めると4万円を越えるので手が出ていませんでした。それがこの前のAmazonプライムセールでケーブル込みで3万円くらいになったので購入しました。
届いてすぐにケーブルは 4.4mm に交換しました。イヤーピースは最初からついていたMサイズをそのまま使っています。評判のとおり装着感はすごく良く耳にフィットします。
音質ですが、最初に聴いた時から何だか馴染みのある優等生的なサウンドで、前によく聴いていたような日本製のイヤホンに近いチューニングのように思いました。日本メーカーの FitEar がチューニングに加わったのがその理由かも知れません。
エージング(Burn-in)には「イヤホン・ヘッドホンの性能を限界まで引上げるエージング音 Ver.2」を使っています。10分くらいの長さの音なのですが、前は3回くらい鳴らしてエージングとしていました。最近これでは十分ではないと感じるようになったので、4時間くらい鳴らすようにしています。1回10分なので24回鳴らしていることになります。これで、どのイヤホンもすっきりした音になるような気がします。
SUPERIOR EX はそんなに大きく印象が変わったわけではないのですが、やはり全体的に輪郭のくっきりした音になりました。特にどこかの音域に強調感があるということもなく、平均的にバランスの取れた優等生的サウンドのように思います。
よく聴き比べに使っている原神・稲妻のサウンドトラック『原神-寂々たる無妄の国』を聴くと三味線や琴の音はとてもクリアに聴こえます。また和太鼓の音もそんなに強調感もなく自然なバランスの音に聴こえます。
また、スティーブ・ヴァイの『Inviolate』や St. Vincent の『All Born Screaming』を聴いてもどの音域もクリアに聴こえますし、低音もパワフルです。またロックを聴くには重要なギターのディストーションも適度に表現されます。
最近は Ado の『残夢』も聴き比べる曲にしているのですが、弾むシンセサイザーやボーカルのキレの良さも十分だと思います。
全体的に、装着感の良さとサウンドのまとまりの良さが印象に残るイヤホンだと思います。無人島に持って行くなら..ではないですけれど、一つだけ選ぶならこのイヤホンが最も適しているかもしれません。
https://taksweblog.wordpress.com/2024/08/10/qdc-fitear-superior-ex/