キング・クリムゾンの1974年リリースのアルバム『Red』、50周年記念盤が10月11日にリリースされます。
2CD+2Blu-ray の4枚組パッケージで、BD1は2024mixのステレオとATMOS、BD2は David Singleton の手になる Elemental Mix、それからセッション音源と既発のUSA音源3種、そして既発のブート音源を収録しています。
CD1は2024mix、CD2はElemental Mixを収録しています。入手してもCDは手も触れない気もします。
目新しいのは Elemental Mix だけで、あとは既発の音源ばかりです。それに、ブートは所詮はブートですよね、音は悪いです。
前の『Larks’ Tongues In Aspic』の50周年記念盤では、2023ミックスは元のマスターテープのクオリティの限界なのか、大して音質向上はしておらず良い音とは思えませんでした。Elemental Mix は大元のテープから音をとってきたらしく、ダイナミックレンジも広くて音質は良かったです。演奏の仕上がりには賛否ある気もしますけれど、新鮮ではありました。
今回も同様になる気がするので、2024ミックスも音質はあまり向上しない気がします。そう考えると、興味の持てるのは Elemental Mix だけとなりそうです。これだけのために費用を払う価値があるのかどうか、ちょっと考えてしまいます。
https://taksweblog.wordpress.com/2024/08/09/king-crimson-red-50th-anniversary-edition/