発売予告された時に予約してあった iBasso Audio DC07PRO が届きました。色は黒にしました。
箱の中には本体、それから USB-C ケーブル、USB-C to A アタブタ、そして USB-C Lightning ケーブルが入っています。
本体は小さくて軽いです。上の写真は手持ちのドングル型DACを並べて撮ったのですが、右から iBasso DC07Pro、AK HC4、FIIO KA17、iBasso DC-Elite、そして ONIX Alpha XI1 です。HC4よりも一回り小さく薄いです。iBasso の USB-C ケーブルは被覆もなくて柔らかいので重めの DC-Elite をぶら下げるのにはちょっと抵抗を感じたのですけれど、DC07Pro は小さくて軽いので大丈夫そうです。
右側面にボリュームコントロールのダイヤルがついています。このダイヤルはクリック感はあるのですけれどその感覚はかなり低めで、あまり抵抗なくするすると回ります。大きく動かすのも一段階動かすのもストレスなく操作できます。DC07Pro も DC-Elite と同様に iPhone に接続すると iPhone 側のボリューム設定は無視されるのでこのダイヤルでコントロールすることになりますが、音量は細かく調整できて使用感に問題はありません。
また、このダイヤルを押し込むとメニュー画面になり、ゲインやフィルター設定などが本体だけでできます。これはわかりやすいですし、アプリを入れなくても良いので便利です。
筐体の角は DC-Elite 同様に鋭く立っています。特にケースもついていないのでスマホの画面などに当てないように気をつけた方が良さそうです。同じように見えても HC4 は角は丸めてあるので、DC07Pro も少し丸めてほしかったように思います。サードパーティからフィルムやケースが出るのを期待しています。
音は DC-Elite のような押し出す迫力のあるサウンドではなく、エッジの立ったシャープな音で繊細さも感じられます。CS43131を4個搭載した構成にした効果が現れているのでしょうか。DC-Eliteとはまた違った方向性で魅力のあるサウンドだと思います。
再生中はこんな画面が出ます。ディスプレイには中央に大きく周波数、その下にビット幅、左上にボリュームとゲイン、そして右上にフィルタ設定が表示されます。必要な設定情報がすべて画面に表示されているのは見やすいと思います。あと、ビット幅が表示されるDACを入手したのは初めてなのですけれど、これで iPhone やアプリ、DAP の挙動をチェックしてみようと思います。
最新機種だけあって使い勝手も良く、機能も十分で音も良い DAC だと思います。DACも会社や機種ごとに個性があるので、つなぎ換えて楽しめそうです。
https://taksweblog.wordpress.com/2024/07/20/ibasso-audio-dc07pro/