ガーデニングお嬢様が借りてる『猪変』面白そう。恐らく関連するのではないかと思われる面白い本があるのでお伝えしますね。繁延あづさ『山と獣と肉と皮』です。長崎に移住したフォトグラファーの繁延さんが、たまたま知り合った猟師に狩猟現場への立ち合いをお願いすることをきっかけに動物に対する意識の変革が描かれます。
現代の日本において狩猟した肉を食べるというのは割と不自然なことです。数々の疑問が生まれる中、安易に結論を出すことはなく、時に矛盾をかかえたまま繁延さんは考え続けます。その体験と思考の過程で意識が変革していく様がリアルで豊かです。