#短歌 #tanka #fedibird #fediverse短歌部
2024年3月
第二だか第三だかの人生を始める僕を朝日が見てる
五時間目終わりに遊ぶ デートじゃない エレベーターの「ごかいです」蹴る
ひかりって壁にぶつからないと終われない春の命みたいだね
春風にさらわれたことにしたいTodoリストの真知子巻き
五年十年十五年前に散らしたわたし花手水に沈む
水面で波を駆るさかなハマナスの群落性を謳歌している
カモメの目つばさのうらがわ胸毛が見えても地面の方が近い
味噌汁がしょっぱくて麦茶を飲んだ言わないことを優しさと読んだ
いつからと薬の輪ゴム数えずに忘れるくらい私の血肉
歴戦のスマホについたキズにだけ集まる光と桜の影
流すなら綺麗にしたい恋『笹舟のお仕立て承ります』