ハドゥはケレル族を追放されたあと、良い思い出のないアジムステップから遠く旅に出る。おそらく18-20歳。とすると、第七霊災はエオルゼアで被災したことになる。渡航は密航でもしたかもしれない。
ドラヴァニアで葬儀屋の婆さん(ミッドランダー)に呪術師の才能を見出され、なし崩し的に弟子になる。22歳ごろ?
師匠には他にも2人弟子がいたが、ハドゥはそこでも折り合いが悪かった。ハドゥは最後まで3人と馴染めなかったが、師匠はハドゥを見捨てなかった。
とはいえ、クーはまるきり無傷というわけでは無かった。雪吹き荒ぶ極寒の地で、2人は這々の体で崖下の横穴に避難する。
クーの治癒魔法であらかたの傷を癒したものの、クルザスの寒気は2人を骨の芯から冷やした。命の危機と凍えから、肌を重ねる。
そうして一夜を過ごし、ハドゥはもはやクーから離れがたい感情を得てしまっていた。「このクソ世界をぶっ壊してくれるのは、きっとこの子だ。」
ハドゥはクーの旅路への同行を懇願する。しかし、身を護る術を身につけてからというクーの提案により、ひとまず呪術師ギルドへ案内される。
ハドゥは自分の魔力で戦う術を学び、同時に魔法全般への興味を得た。しばらくの後、ギルドマスターのお墨付きを得てクーの旅路へ合流する。
師匠を看取ってドラヴァニアに埋葬した後、ハドゥは葬儀屋から離れ、独立する。葬儀屋の傍ら、自分の特性を活かして失せ物探し、人探し、占いまがいな商売を兼業する。
そのうち、人を呪う手腕が薄ら暗い思惑のある人々を中心に秘密裏に知れ渡り、ハドゥは殆ど呪いで生計を立てられるようになった。そうして彼の厭世的な感情は殊更に加速していく。