店の近所に書店があったときの書店の話。
書店は本や文房具のほかにちょっとした玩具も取り扱っていたけど主力商品はなんといってもカード。入荷を待っては群がって一瞬で消えてた。
なかにひとりすごいのがいたそうで。小3くらいなんだけど、親にお小遣いをもらってそのまま祖父にもおこづかいをねだり、書店のおばちゃんがいうにはどっちかの財布からぎって、大丈夫?って心配するくらい大量にカードを買う。そして、店を出た瞬間に開ける。
そのまま包み紙は店の前の植え込みに埋めていく。
商品として大量に持ってると親にバレるけどカード入れに混ぜるとそれが増えてても友達から貰った交換したって言い張れるからな。
で、書店のおばちゃんがブチ切れながら話したと。
彼も成人してる頃やろうなあ。まだカード集めてるんやろか。