資本主義社会は、性的マイノリティをまるでペンキかのようにあつかう。気が向いたらピンク色に壁を塗って褒め称え、気が向かなくなると黒色に塗って排除と差別でへつらう。でも我々はペンキじゃない。壁がピンクだったらちょっと穏やかに暮らせて、黒く塗られたら死んでいく実存だ。そしてそのように表層的なものにマイノリティをとどめ覆い隠し続けることこそが、資本主義社会の屋台骨でさえある。プラットフォームをマイノリティは利用してきたけど、それが真に友であることは少なかった。そのことを痛いほどわかった上で、利益のためという方便に乗っかってでもマイノリティの権利を求めて理想を実現してきた。でも我々は存在している。