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『ハズビンホテル』を私は結構保守的な作品だと思ってみていた。その保守性は『ガーディアンズオブザギャラクシー3』や『ゲゲゲの謎』や『D&D アウトローの誓い』といった作品にある保守性とも、近しい。そのことはリプリゼンテーションの多様化が必ずしも、政治的なラディカルさをもたらさないという当たり前のことを思い出させてくれる。ただ、その保守性は必ずしも悪だ、と言わなければならないわけではない。そうした保守的な物語に多様なリプリゼンテーションがあることは大事だし、そうした作品がたくさんあってこそ、ラディカルでかつ多様なキャラクターの登場する作品を作る素地が出来るのだと思う。だから私は今後も多様なリプリゼンテーションや政治的な正しさを求めていきたいけど、ただそれらの作品がクィアでフェミニズムでコロニアリズムな作品であるか、という評価についてはかなり慎重な留保をつけたい。

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