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暇アノンのように、インターネット上の「叩き」がミソジニーなどの社会的差別と強く共鳴すると、大きな社会現象になる。それがそこまで大きく広がるのは社会の中にある差別とのあいだに強い結びつきがあるはず。そのことはほんとうによく考えられて欲しい。
一方でネット上には常に多くの酷い「叩き」があり、それはアニメ監督だったり、玩具メーカーだったり、ゲーム運営会社だったり、出版社だったり、非常に幅広い層に向けられている。
それらは直接は差別とは関連しないから、それぞれの興味範囲の狭いコミュニティの中で燃やし尽くされ、ねとらぼみたいなメディアしか扱わない(もちろんそういう「叩き」は多くの場合、差別と結びついたワードが使われていたりして差別と無縁ではない)。
それらは、直接には社会的な問題や差別と結びついてはいないから、大きな流れにはならない。けれど、それらが常態的にある中で生きてしまっていること、そこでの被害者が見過ごされ続けていることは、少し考えた方がいい気がする。そしてそういう「叩き」の中にある差別的な思考やワーディングが差別を温存していることについて。

暇アノンや人種差別にあれだけ長期的にハマるのは、間違いなく差別の影響でありミソジニーやゼノフォビアなのだけど、それらにハマる人の周りには、さまざまなな対象に向けられる常態化した誹謗中傷があるのだと思う。
そしてその誹謗中傷の中で、ミソジニーや人種差別、ホモフォビアやトランスフォビアなど各種の差別の言葉が使われ、最終的にそうした活動にのめり込む下準備がされているのではないかな。

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