＞「地球上の元素の数は変わらない。だから誰かが死んだらそのからだを作ってた元素が他に使われる。それをずっと繰り返してる。輪廻って科学で考えたらそういうことでしょ。人なんて循環してるからね！」 - Togetter
https://togetter.com/li/2275736

まぁ「地球上の元素の数」という意味不明のフレーズからして科学ではないのだが、輪廻思想の根本は、つまるところ「自由意志」の問題なのよ。人の運命は過去から未来への因果によって決まっていて、かつ未来と過去は車輪のように繋がっている、というのが輪廻思想。単なる「生まれ変わり」の話ではない。だからこそ仏教は輪廻（思想）からの「解脱」を目指すのだ。

素粒子レベルで身体を語るなら、それはむしろ「テセウスの船」案件だよなw

「自由意志」という部分だけを切り取れば、これはどんな宗教にも横たわっている神学的命題である。しかも「神（god）」が思想・信仰の中心にある宗教こそ根深い。

科学にも「自由意志」の命題はある。すなわち、私たちの思考や行動は本当に私たちの「自由意志」によるものなのか、ということだ。そして、これに否定的に考える学者もそこそこいる。私たちが「自由意志」だと思っているのは錯覚に過ぎないということらしい