「金にならんことに血道を上げていた」からTwitterには価値があったのよな。
サードパーティー支援を通してOAuthを普及させるとかCSSライブラリを公開したりしていたから、そこにはいつもTwitterがあった。
投資をする経営者たちは「でも利益出てないんだろ」と言いながら、自社のスタッフがTwitterの関係したサービスや技術を使っているのはよく知ってたんだよね。だから投資できた。今日より明日の価値が上回っているのがわかっていたから、配当なんざ出るはずのない株を買えた。
だって高く売れるんだもん。

マスクのTwitterはそういう価値を全部捨てたから、金が稼げるかどうかだけが基準になってしまったというわけだ。

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お金は大事。でもお金はあくまでも手段。それを使って何をするかだよね [参照]

昨年の読書会で読んだ『ユニコーン企業のひみつ』はとても勉強になった。スタートアップやその頂点にあるユニコーン企業で最も重要なのは,提供するプロダクトで何を成すか。つまり,その企業・組織が掲げる「ミッション」は何かということだ。そして,それを支える「文化」が最も重要。

企業のオーナーが変われば文化も変わる。これは当然だろう。その過程で大幅な「再構築」が行われ,一時的に価値を落とすこともあるだろう。それでも背骨となるミッションが示されているなら,そのプロダクトの未来に従業員も顧客も期待できる。

ミッションを達成する手段として利益を得ようとするなら分かる。でも,多くの人から見て現在の は掲げるべきミッションを見失っているように見える。酷くチグハグで行きあたりばったりの印象。そんな状態で銭を稼ごうとしても,ユーザは期待も共感もできないだろう。それなら 連合のどこかに寄付するほうがマシって話になる。

さて,2023年の Twitter はどこへ行くのか。

>『ユニコーン企業のひみつ』読書会(1)
text.baldanders.info/remark/20

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