あまり生涯についての記録が残ってない孫子についての歴史ドラマ。
分かってるエピも取り混ぜつつ、呉に仕える孫武を主役に進みます。
前半は祖国である斉での権力争いで、敵になってしまった幼なじみの無休との戦い。祖国から逃げて放浪する無休の方が、家族を抱えてるということも含めて、非常に苦しい立場。孫武は常に、無休を追い込まないように配慮はするんですが、孫武を家族の仇と思ってる無休は「孫武と戦える場所」を求めてしまう。
孫武が仕えた呉国vs無休の楚国。
元から堅物の無休が、悪どいことをするのは見ていて辛かった。
後半は孫武が仕える呉国について。権力闘争や臥薪嘗胆で有名な越との戦い。
とにかく王の機嫌を取るのが上手いだけのハクヒが、ことごとく国を誤らせる。
戦いの相手の越が、臣下と一丸となって向かってくるのに比べると、呉国はダメすぎる。
越国は、兵の隅々まで気合いが入りまくりで、強かった。
最後はハッピーエンドでは無かったけど、面白い創作でした。

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