集落を貫通する町道は、町が業者に委託して、ラッセル板を付けた車を走らせて除雪してくれる。しかし、そこに繋がる脇道や周回道路は住民任せである。
一日のんびりしようと思っていたけれど、まあ、それでも、自治会長だし、除雪作業をしてみるか。
と言う訳で、午前中に公会堂の倉庫に行って除雪車を動かそうとしたのだが、バッテリーが上がっているようで、セル・モーターが回らない。整備不良ですぜ、旦那。
昨日のうちに充電しておけば良かったものを、抜かっておったぞ。
現在、バッテリーを充電中。
さて、もう一度やってみよう。動くかな。
20cm ぐらい雪が積っている。
普段どおりに車で移動するのは本当に大変だな。私は、さいわい、毎週水曜日は休日なので、今日は苦労して出勤する必要は無く、一日中、暖かい家の中でぼーっとしていれば良いのだった。
こんな日に無理して普段どおりにしなくても良いのに、と思う一方で、普段どおりにするために普段より苦労しなければならない人もけっこう沢山いるということも思う。
私が勤めている病院などもそういう人が多い職場だ。私のようなパソコンのお守り役は今日一日ぐらい働いていなくても何とかなる。しかし、人工透析の送迎とか、訪問看護とかは、そうは行かない。
話が跳ぶが、最近ちょっと気になることがあって、何かって言うと、郵便局の配達の仕事。
先日、夕食をとっていた時に、玄関のピンポンが鳴って、こんな時間に誰だろうと思って出てみると、もうあたりが暗くなっている中に郵便局の人が荷物を持って立っていた。辛そうな、静かに怒っているような表情だった。
郵便局のサービスは、ここ数年、質の劣化が激しい。遅配は常態化しているようだし、郵貯でも硬貨の預け入れにべらぼうな手数料を取るようになったし。
そういう「営業」不振の尻拭きを集配の仕事をする人たちがさせられているような感じで。
村の神社で「二十三夜」のお祭り。
当番の人たち以外はほとんど参拝しないのだが、自治会長としては知らん顔も出来ないので、夕食後、賽銭にする小銭を持ってお宮さんに詣った。
御供部屋で、供え物のお下がりである洗米、蒸し米、お神酒をいただいて世間話をする。明日の夜からえらい雪が降るみたいやな、とか。
二十三夜って、どういう意味のお祭りなん? と聞いても、誰も、さあー、知らん、としか言わない。元々は、旧暦(太陰暦)23日の夜、下弦の月が夜中に出てくるのを待つ祭だったんだろうね。
https://kotobank.jp/word/二十三夜-591778
昨日の住民総会で、二十三夜はほとんど誰も詣らないから、当番の負担軽減のために、やめたらどう? という話をしたのだが、誰もやめようと言わなかった。
で、昨日の今日だよ、もう少し詣ってくる人が多いだろうと思ったのに、やっぱり少なかった。
叔父さん、叔母さんって、好きだったなあ。
きっと私も可愛くて仕方のない甥っ子だったと思うよ。
さて、事務仕事をなんとか終えたから、野良仕事が出来る。
山の水を引いてきて生活用水の足しにしているのだが、一番末端の水栓から水が出なくなっている。どうも、どこかで泥や砂が詰っているらしいのだが、これを何とかしたい。
ネットで検索しても、水道の詰りというと排水管の方ばかりで、給水管の詰りは水道局に言え、というアドバイスでおしまいだ。うちのは私設の給水管だからな。業者に頼むほどのお金はかけられないし、それほど急を要することでもないので、何とか DIY で切り抜けたい。
空気圧で「ばふっ」とやって詰りを解消する手が排水管では使えるのだが、給水管の方はうまく行くかどうか。
山の中の集落、岩座神(いさりがみ)に住む面倒くさい爺さん。
プログラミングと社内PC環境の保守を糊口の資としてきたが、引退してゆるゆると野良仕事三昧中。
本拠は @kotobaphil-mtd.eu に移しました。