soa @soa@fedibird.com

地震の際のSNS等の一般の反応には、災害情報において参考になる点がある。(インプレゾンビは大嫌いだが)

例えば地震について、専門家なら考えられない関連付けをしていることがある。これは何も馬鹿にしている訳ではない。普通の人がこう考えてしまう場合もあるのだという事例として考慮すべきだと思う。

ある地震が起きた時、懸念される想定地震と関連するかどうか。
この分野の関係者なら必ず、発生時すぐに、公的機関または信頼できる研究機関のサイトに行く。そこで現時点までの観測データの速報値を見る。　

まず見るのは震源がどこか、深さは、Mは、(出ているなら)発震機構解は。
それで、今起きた地震が大体どんな地震なのかは即時的にわかる。
逆断層か正断層か横ずれ断層か、海溝型ならどの海溝か、プレート境界型か、スラブ内か、アウターライズか、または海溝型じゃなくて陸(または海底)の活断層型か、などなど。

よって、位置やメカニズムが全く異なる地震を直接関連付けすることはない。

しかし世の中を見渡すと、「すわ南トラか」「台湾の地震の関連か」のような反応が沢山出てくる。

災害情報としては、こうした反応を一笑に付したり(専門家には非常にありがちである)、無視したりすることなく、正しい理解につなげるために努めなければならないだろう。

揺れ。大隅半島東方沖、深さ約40km、M5.2

最大震度5弱(日南市)

📸強震モニタ、Hi-net

神田川のソメイヨシノは満開。今年も綺麗だったよ🌸

〆切にギリギリ間に合った。倒れるしかない。地震のために業務が圧迫されたとはいえ、もっと早め早めを心掛けなくては。

そして、出した途端に「GWの影響で次の〆切早まるので、この後のも早く出して」となる。盆正月GWって世間は休んでても自分は休めない。その上、こういうことになるので正直無ければいいのにとすら思う。

そういや、去年のGWのこどもの日は能登でM6級の地震があり呼び出しだった。
あの時、この群発がM7級にまで進展するとは予想できなかった。

９時から今までジェットコースターに乗ったかのようだ。悲鳴出す先がないのでここでうるさくしてすまぬすまぬ。

ロングスクリーンショットは便利だが、サムネがぼける

政治家の失言は、その他の演説より余程その人の本質本性を明らかにしてくれる。

地震時のXの検索はインプレゾンビによって汚染されているので、信頼できる公的機関のアカウントだけ見に行くのがよいと思う。
自分の利用方法はそういう機関の投稿通知をオンにして、それだけ見る、場合によりリポストする。あとは一切見ない。

海底地形から分かる通り、台湾の北東沖には琉球海溝、南方沖の東シナ海の底にはマニラ海溝がある。
南のマニラ海溝で南シナ海(海としては消滅)がフィリピン海プレートの下に沈み込み、ルソン弧としてユーラシア大陸と衝突帯を形成している。

M7級なので余震も当然起きる

気象庁暫定値M7.7(速報値M7.5から更新)、深さ23km(速報値の「ごく浅い」から更新)。
西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型。
モーメントマグニチュードはMw7.4

台湾ってテクトニックややこしいけど、今回はフィリピン海プレートが陸側プレートに沈み込んでいる活動に伴って起きたものでしょう。台湾の北側なので。

もっと南側のマニラ海溝寄りになると、今度は逆にユーラシアプレートがフィリピン海プレートの下に沈み込もうとしている。

📸https://tsunami.gov/events/PHEB/2024/04/02/24094050/2/WEPA40/WEPA40.txt

USGSによるとM7.4(深さ18km)の約13分後に近くでM6.5(深さ11km)
※変わる可能性あり
📸https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=-8.23324,-126.5625&extent=67.13583,-63.28125&map=false

台湾で揺れました。USGSM7.4depth18km逆断層、浅いしこのMなので津波。

明日から天気悪いらしい。桜どうなるかな

今月はウラジーミル・ソローキン『ロマン』と、ヨン・フォッセ『だれか、来る』を読みたい。
後者はノーベル文学賞受賞決定時邦訳がなく、出たらすぐに読もうと思っていた。昨年末に白水社から出たが、色々あってまだ読めていない。

以下、版元ページ。
ロマン
https://www.kokusho.co.jp/sp/isbn/9784336074614/
だれか、来る
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b638291.html