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今日は休めたのだが、その途端、洗濯機が故障した。この忙しい時に。

数年前にも、繁忙期に神の嫌がらせか?と思いながら直したことがある。

買い替えるにしても、やることはやりたい。
という訳で、今回も自力修理に挑戦した。

今回は蓋ロックが認識されず、開いていると機械が判断し、脱水できなくなる症状。

以下の流れで作業した。
※素人修理。真似して事故が起きても、一切責任持てません。
①ロック判定機構の特定②修理③試運転

①が思った以上に大変だった。蓋ロックのエラーは説明書を見ても「修理依頼してください」以外書かれていない。場合によっては漏電するようなパーツも関与している恐れがあるので、自力で対処されたくないのだろう。

散々調べた結果、私の機種の蓋ロックは銅板接着、マイクロセンサー、磁石のどれかと判明した。

まず、洗濯機のコンセントを抜き、水の栓を閉めてホースを取り外した。裏側のネジを外してカバーを取り外した。かなり力が必要だった。
蓋からつながる機構を見ると、確かに銅板の部品がある。錆び付いている部分にサンドペーパーをかけた。接触をよくすべく、蓋側のスイッチ押し上げ部に溶かして加工した塩ビ板を取り付けた。

その上で、感電に注意しながらスイッチをドライバーで押さえつつ、再度脱水をかけた。

続く。

続き。その結果、動作しなかったので原因はここではないと分かった。

中に入っている洗濯物が臭くなるのは嫌なので、ここでいったん中断。数回すすぎ→排水を繰り返した後、脱水はしてもらえないので、手で絞って干した。
手絞りがいかに大変か、思い知った。

銅板ではないとしたら、マイクロセンサーか磁石である。
マイクロセンサーの故障なら取り寄せないといけないので本日は直らない。

磁石の場合、蓋裏に付いているはずだがそれらしきものは見当たらない…。と思ったら、先ほど洗濯物を取り出したカゴの中に、小さな黒い板が落ちていた。強力磁石を近づけてみたところ、くっついた。
この段階でやっと、原因は磁石の脱落らしいと判明。

蓋裏を再度くまなく見たところ、この磁石のサイズに匹敵するくぼみがある。更によく見ると、このくぼみを囲んだネジ取り付け部が破損していることが分かった。それで磁石を覆うカバーが取れてしまい、磁石が落ちたのだろう。

という訳で、②修理に移行。蓋裏に磁石を取り付け、さらに蓋の表側から強力磁石を接着して、磁力を高めた。

③試運転
再び脱水をかけてみた。今度はめでたく成功。この洗濯機はメーカーが撤退しており、ダメなら買い替えしか選択肢がなかった。時間は溶けたが、達成感がある。本当にダメになるまで使いたい

これまで自力修理は水道混合栓、洗濯機、蓋が開かないスマホのバッテリー交換などなど色々やっているが、作業的には機械の重量が一番きつかったかも。

前回の洗濯機故障は、水位センサの不具合だった。
水位を満たしたと機械が判定できず、給水しっぱなしになった。
満水を超えた分は物理的に機内で溢れて排水されるので水浸しということはなかったが、洗濯が始まらないので弱った。

このときは原因特定と修理そのものは簡単だった。
しかし、洗濯機の移動が重くて大変だった。裏を開けて作業しなければならなかったので、設置したままというわけにはいかなかった。

洗濯機はたいてい洗濯中に壊れる。
洗濯物に雑菌がわくのを防ぐため、素早く作業しなければならない。
原因特定できないと焦るし疲労もすごい。

ただ、やり終わった後はすごく報われた気分になる。だから楽しいと言えなくもない。洗濯物の問題が他人事だったら、もっと楽しいかも。

もともと調べ物と工作は好きなので、自分の生活に支障がないならもっと作業してみたいような気がする。
家庭科より技術の授業が好きだったし、そういうことかも。

ただ言うまでもないが、電子オーブン、電子レンジやエアコンは危なすぎるので絶対分解しない。
これが壊れたら大人しくプロ修理か買い替えだ。

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