臨時情報の半割れケース以外は特にどうしたらいいか困る、というのは確かにそのとおり。
現在の地震学の実力的に、事前の情報は諦めておくべきという意見の学者も結構いる。
私も、今回の一部割れケースについては科学的根拠が弱いと思う(全て事前の取り決めでそうなっているので、今回初めて決めた基準ではない)。

ただ、よかった点も無いわけではないと思う。
近所の店、ネットショップで防災用品が軒並み売り切れか品薄になっているのを見ると、今回、家庭の防災備品を見直した人が一定数いたようだ。
100円ショップでも、前に投稿したおすすめのライトなどが皆、在庫なしとなっていた。

できれば、こういう時に慌ててどっと買うのではなく、普段から災害への備えをしていてほしい。特に都会は、被災者が多過ぎて公助の手が回らないことを念頭に、サバイバルを考えておいてほしい。

が、これまでなかなかそういう意識になれずにいて、今回対策を進められたのなら良いことだと思う。

(※使用期限など備えの見直しは、よく防災の日にと言われる。だが、私は災害関係の記念日に関係のない月に実施している。ほかの皆と重なると品薄になる懸念があるため)

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南トラ臨時情報と総裁選 

総裁選のニュースを見ていて雑感。
南トラ臨時情報の注意を受けてとした岸田総理外遊取りやめは、実質は総裁選不出馬表明のためだったのではないか?
その理由付けとして、臨時情報を利用したのではないだろうか。

巨大地震注意は普段の生活を続けながら注意するというもので、外遊取りやめてまでの対応は明らかにやり過ぎ、過剰反応との意見が当時、地震学者にも多かった。私もそう思った。好意的に見れば、災害対応の重要度を大きく捉えているのか?とも感じた。

この時点(先月8日)では、退陣の意向は出ていなかった。総裁選不出馬表明は8月14日。

外遊の直後に「退陣します」というのは、普通はあり得ない。相手国にとって大変失礼なことだからだ。

8日にまだ退陣の意向を決定していなかったとしても、出るか出ないか迷っている状況ではあったのではないか。それなら外遊は行きたくないはずだ。
そんな時に、タイミングよく臨時情報が出た。

いくら考えたところで、本当にそうかどうかは本人や側近にしか分からない。仮にこの機に乗じてということなら非常に酷い。
地震について国民に正しく伝えることを、どう考えているのか。

あの外遊取りやめを見て「そんな大変なことなのか」と過剰反応させられた自治体、市民がいたかもしれない

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