月曜日は火山防災の日。当日に投稿する余裕は無さそうなので今日やっておく。
津波のときと同様どれだけ浸透するかには疑問符がつく。しかし、ある程度でも関心を持つ人が増えれば幸いだと思う。
これは決して、火山周辺地域の住人や登山者だけの問題だと思わないでほしい。
歴史上、地震で文明が消え去った例はない。
しかし火山噴火ではある。
われわれ日本人がここ数千年に経験した大規模噴火を超えるカルデラ噴火は平均で6000年に一度起きている。
日本で知られている最後のカルデラ噴火は約7300年前。もうカルデラ噴火が起きたとしても不思議ではない。
このレベルや、そこに至らずとも富士山の宝永噴火級の大規模噴火が起きた際には、非常に広範囲に、さまざまな面で被害が及ぶ。
現代の都市は噴火には弱い。
そして、活動的火山からこれほど近くに巨大都市があるのは世界でも日本だけである。
そのことは、日本に住んでいる人は気にしておく必要がある。
われわれは防災の為だけに生きているわけではない。気にしすぎてノイローゼになることまで求めているのでは決してない。例えば、過度なシェルターを作りそれにこもって暮らすのでは楽しく生きているとは言い難いだろう。
地震にも言えることだが、できる備えをして、普段はそれを忘れ楽しく暮らす。
行政はともかく、市民としてはそれが健全なあり方だと思う。