この連休中に運用開始初の熱中症特別警戒アラートが出るのではないかと予想していたが、昨日2時時点ではなかった。
いつ出てもおかしくはないと思う。
個人的にこの時期の屋外大規模イベントはもう、日程をずらした方がいい時代になっていると思う。命あっての物種。命と健康より優先すべきことはない。
昔、あるアイドルの屋外大規模イベントが真夏に開催された際に、待機中のファンが熱中症でバタバタと大量に倒れる事件が発生した。
状況の調査に派遣された。 入念に調べて分かったのは、参加者だけでなく企画運営者側の対策がかなり重要だということだった。
イベントは港湾からのびる出島のような孤立した環境で開催、受付後の入退場は自由ではなかった。
場内にコンビニや飲食店はなく、2台の自販機の飲料はあっという間に枯渇した。日射を遮る屋根や樹木はなし。
参加者がそのような環境であることを事前に十分に予測し、対策をとれたか。調査ではそれには限界があると思われた。また日傘の使用は、観覧に影響があるとして禁止されていた。
待機が長引く中、参加者は退場して涼んだり飲料などを確保したりすることもできず、真昼の陸の孤島でただ強烈な日射しにさらされ続けた。
当該アイドルには非はない。しかし運営者の事前の呼び掛けや当日の対策には不備があった。