神楽坂のかもめブックス特設コーナーで購入。再読は随分久しぶりになる。新編を読むのは初めて。巻末資料とあとがきも面白そうだ。

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最近始めたゲームをきっかけに、ラフカディオ・ハーン『日本の怪談』を少しずつ読んでいる。前に読んだのは小学生のときだったので、非常に懐かしい。

今読んでみると、昔とは印象の違う話もある。哀切さ、精神性などの要素については幼少期よりも深く理解できるようになっているかもしれないし、大人になって失った感性もあるかもしれない。読書体験も成長・変化するのだなと改めて思う。

今まで気づかなかったが、漱石の夢十夜『第三夜』はこの本の第一章にある『子捨ての話』と非常によく似ている。最後、特に子の口の利き方はそっくりだ。

漱石と言えば、帝大で八雲の後任として教鞭をとったことが頭に浮かぶ(八雲を慕う生徒からの反発で当初は大変だったらしい)。

夢十夜は、八雲の『怪談』に何か影響を受けたところがあるのだろうか。

ラフカディオ・ハーン『怪談』続き。一度は読んだ話のはずなので、好きな話から拾い読みしている。

すごく面白い。子供向けでオーソドックスすぎると思って長いこと再読しなかったが、そんなことはなかった。また手に取ることができて良かったと思う。

この文庫には、怪談の他に狂歌の解説や、年表が収録されている。ハーン本人が描いた妖怪や幽霊等の挿し絵もあって楽しい。

前投稿で子捨ての話が漱石の夢十夜に似ていると言ったが、あとがきを読んだところ訳者が夢十夜や、二人の生い立ちの共通点(幼少期に親に捨てられていること)等に触れていた。

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