最初に触れた「自宅に宅急便の不在票が届いたけどこの紙のどこにどう連絡したらいいかわからない」とご相談にいらした方は、高齢女性で。
少し細かく言うと、荷物が届くと聞いていたので待っていたが、来なさそうなのでほんの少し外出したら入れ違ってしまったと。
で、不在票を見つけて「宅急便が来てたのに気づけなかった!」と折り返し連絡したくても、電話番号をはじめ多くの数字が書いてあるし、そのうち一つに電話したら機械の音声が「ガイダンスに従って次の内から番号でお選びください」とか始まっちゃってもう無理!ってなったってご相談で。
本人はただ「今日はもう夕方以降はずっと家にいるからいつ来てくれても大丈夫。今度はちゃんと待ってる」って言いたかっただけで。人間が出てくれる電話番号を知りたかっただけなので。訪問介護までは望んでないってのが最初の話ですね。…いや、まぁ本当は希望してるのかまでは知らないけど、そういうのが起きなきゃ別に今のところ一人でやっていけるよっていう範囲の。
こないだ自分も普段あんまり行かないスーパーのセルフレジで、しかもクレカの方が慣れてるんだけど、チャージしたしとPaypayを選ぶつもりが交通系のと間違えちゃって。やべ、ホーム画面戻ろう。ホーム画面ボタンどれだ。ポイントカード?それはもうかざした。店員を呼びますか?いやそうじゃないんだ。戻りたい選択肢画面に。え、なに、これってもたつきつつも支払い終わる直前に、もう斜め後ろに店員さん来てたもん。「大丈夫かお前」って感じで。だいじょばなくもなかったけど(日本語の崩壊)
あの、「大丈夫かお前」も嫌じゃん?苦手な人はもっと嫌だと思うんだよ。最初から大丈夫じゃない人向けがあれば、「大丈夫じゃないです!!!お願いします!!!」って行けるのにね。
ニュースなどでは、以前、会社の電話窓口を音声ガイダンスに切り替えたら酷い暴言のクレーム対応はしなくて済むし、長々とわからない話をする人もいなくなって社員は残業も減ってよかったみたいな話が合ったんですが。それもそれで会社として社員を守ろうとする方向性で無しではないんですけど。音声ガイダンスやチャットでどうぞ、あるいは、スーパーのセルフレジはどんどん人を取りこぼしていってると思うので…。人件費を削る企業と、中途半端なデジタル化の隙間で困惑する人を放置する現状は酷いなって。これは頑張って年をとっても努力して学び直さないとの範疇ではないと思う。