http://www.labornetjp.org/news/2023/hon295
「まもなく夜明けです/星たちとお別れしなくてはなりません/でも星たちの旅が/終わるわけではありません」
『ラスト・ワルツ』は無茶苦茶なマンガだった。今だったらああは描けない。マンガの描き方がわかってないから描けた、とつい言ってしまうが、じゃあマンガの描き方がわかってない方が遠くへ行けるのか、とも言える。つい最近『LEFTOVERS』という無茶苦茶なドラマを見て、無茶苦茶だが心に残っているのだが、加藤さんの文章を読んで「なんだオレも無茶苦茶なマンガを描いていたじゃないか」と思い出した。『ラスト・ワルツ』のようなマンガを、あのような描き方をもう一度、なぞらえるのではなくあの感覚を心の奥から引っ張り出したい。不安と希望がいっしょくたになった、明るい気分。
今次のマンガの準備をしている時にこの文章はとても有り難かった。加藤直樹さんありがとう。
http://www.labornetjp.org/news/2023/hon295
で、ふと左翼メランコリーという語を検索してみたら、以下の文章を見つけた。
https://www.iwanami.co.jp/news/n47430.html
今の自分の憂鬱はせいぜい「微温的」なものでしかなく、(ロスやトラヴェルソをふまえるなら)左翼メランコリーにはぜんぜん至っていない、ということがわかりました
そして、絶望というと言いすぎだが、憂鬱がつきまとって離れない(ただし病ではない)
たぶん、ゲラにこれほど手こずったことはない
テクノロジーの進歩に希望を感じることが難しくなってきた