Audible で澤村伊智氏の「予言の島」というのを聴いているのだけど、あまりに苦痛で中断。
4人が犠牲になったメインの謎が解けた後、不要(そうに見える)エピと、だらだらと同じフレーズの繰り返しが続き、単にページ増を目指しているだけにしか聞こえない。クドクドしたお涙頂戴式の表現があまりにも長いせいで、もう本当に無理!耐えられない!と気が狂いそうになった。
これが最後のどんでん返し(?レビューにはそういう記述があったが)に必要な部分なのだろうか?いやしかし、もしこれがトリックにかかわるのだったら読者には拷問でしかない。
それともコレ、苦痛に耐えて貴重な時間を使って最後まで聴くべきなのだろうか。そんな対価を払う価値が果たしてあるのか謎である。
Audible はそうはいってもまだ品揃えは全然少ないので、選択肢が限られる。良く知らない作家の方の作品は相性的なものもあり、最後まで辿りつけないことも結構ある。
その点アガサ・クリスティ氏や宮部みゆき氏の作品群は、どれを聴いていてもダレたり聞くのが苦痛になるようなことは皆無。
こういうところに、作家の力量が出るのだろうなぁと思う次第。