本で自己紹介するというアイディア素敵ですね。

私の場合ファンタジーやSF、エンターテインメントばかり読んできたのですが、フィクションとは言えそれらの本の力によって自分の世界観を構築してもらった気がしています。

「闇の左手(The left hand of darkness)」が有名な Ursula K. Le Guin 氏の著作の数々は、作者のクリエイティビティに感嘆させられ、しかし時に難解で、理解したくて何度も読み返しました。お気に入りは氏のフェミニズム志向をより強く感じさせる「ギフト三部作」、ユーモアあふれた短編連作集「なつかしく謎めいて(Changing Planes)」です。

社会人になってから本屋で出会った「女の国の門(The gate to women's country) sheri s. tepper 著」も、当時の自分のもやもやを言語化してくれた気がして強い印象を残しました。残念ながら日本では絶版だと思います。

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人生に影響を及ぼした、というわけではないですが、最近読んで素晴らしく面白かったのは、佐藤亜紀氏の「喜べ、幸いなる魂よ」です。

18世紀ベルギー、フランドル地方に、自分の意思通りに力強く、男性しかできなかったことを成し遂げていく女性と、彼女のそばで支えたつづけた幼馴染の人生が興味深く、ときに滑稽に語られます。

二人の関係がオスカル様とアンドレみたい(って、全然キャラは違うので異論はあると思いますが)でした。

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