四季訳オペラ座を何度観ても、AIAOYの「いま 君を 愛す (Love me, that’s all I ask of you)」を聞くと「( ˘ω˘).｡oO( 🍨 )」になってしまう。
佐野ファントムはPoNR終わりにフードを取られた時(まだマスクは着けているにもかかわらず)衆目に晒された恥ずかしさと恐れを強く出してくるので、その直後に歌うAIAoYの痛々しさが増す。
でも人気があるレミゼもエリザベートもジキハイもそんなに好きではない。
「オペラ座の怪人って有名だけど、あれを好きな女ってどうかと思うんですよね〜云々。クリスティーヌなんて云々。あっ、せなさんの好きなミュージカルって何ですか？」
「オペラ座の怪人です」
#実際にあった会話
Point of No Returnの歌唱が入っている某ミュージカル俳優のアルバムを聞いて、あの曲だけ単体で聞くと結構退屈なんだな……という発見があった。私はあの曲が歌われている一連のシーンが劇中で一二を争うほど好きなんだけど、曲ではなく演技によって醸し出される緊張感とパワーバランスに魅力を感じているっぽい。
私が観た時に岩城ファントムが「もはや引けない 行く手には未知の愛の喜び」の「未知の愛」部分をかなり独特なこぶしで歌っていたんだけど、あれは岩城ファントムお決まりの歌い方なのね。
「劇団に入ってすぐ浅利慶太に『君はファントムだから』と言われた(その時は公演していなかったのでまずはキャッツに出た)が、いざファントム役をやってみると大変すぎて1週間で『出来ない』と音を上げた」というの、声楽の講師をしていたがどうしても夢を諦められず30代後半で舞台俳優に転身するために入団オーディションでMusic of the Nightを歌った人の話すエピソードではない。
そういえば例外的に保坂さんと石丸さんはアルプで退団アナウンスがあったんだっけ。その頃既に四季の会に入っていたしアルプも読んでいたが、そういうアナウンスが載っていたことは全く覚えていない……。
石丸ジキハイは「これが最後です」ってちゃんと宣言されて羨ましいなぁと思った。たとえ数年後に再演して結果的にラスト詐欺になったとしても。四季はなんの前触れも無く後々「○○役で出たのはアレが最後でした……」って振り返る羽目になるし、なんなら劇団からは退団のお知らせも出ないからね。
思い出は美化されるものなので、私にとっては多分いつまでも四季の中で一番のファントムは高井ファントムなんよな……。
ヒョロイーが言っていた「石丸ラウルは王子概念の擬人化で、佐野ラウルは誠実さの擬人化だった」、当時の石丸ラウル観ていないけれど“解る”気がする。(佐野ラウルは私が観た時も誠実さの擬人化だった)
昔は「ラウルどうでもいいな〜」って思ってたけど、実際にはラウルはどうでも良くないんだよね。ラウルが信用たり得る素敵な人物じゃないとあの話は破綻するので。
「誰よりもサラリーを要求してそうなファントム」という新手の悪口(？)を見た。個人的に誰よりも多額のサラリーを要求してそうな四季ファントムは芥川ファです。
先日10年以上ぶりに四季吹替えのオペラ座映画を観て気づいたこと：元の舞台だとブレス無しで歌うところを映画ではブツブツ切って歌いがちなため、それにあわせた吹き替え歌唱は「好きな声だけど聴きたいのはコレジャナイ😔」感が強い。普通の公演のCD出して……。(まだ言うか) しかし、メロディに乗せない喋り言葉が舞台より多く「高井さん喋り言葉の吹き替えわりと上手い、っていうかこんなに良い喋り声が出るんだ！？」という新たな発見があったのは良かった。
ｾﾅ
さんがブースト
恥ずかしい告白ですが、私は10年ちょっと前までずっと、最後の三重唱でファントムが歌う「もはや退けない この命 救えるのは君だけ」の「この命」は自身の命を指していると思っており、ラウルの命を盾にとった脅しの中に「君が私と一緒に生きると言ってくれないと私は生きていけない」的な懇願(本音)を捩じ込んできているのだと思っていました。
(該当箇所の英語歌詞は
“Past the point of no return
The final threshold
His life is now the prize which you must earn”
なので、普通に「この命」はラウルの命ですね)
オペラ座はストーリーがフワッとしているため、演者によってあるいは日によってラストの解釈がかなり変わってしまう作品……。(何回も観る言い訳)
岩城さんのファントムマスクから溢れんばかりの笑顔で両手ばいばーい！するカーテンコールめちゃくちゃ可愛いから見てほしい。(なんでかつて芝ファントムはカテコで芝さんらしさを出しただけで苦言を呈されていたのか……)
時々ファンが言う「もうクリスティーヌとファントムとラウルの3人で一緒に暮らせば良いじゃん」論に私はノれないんですが、子供っぽい純粋さを強く残す岩城ファントムとあまりにも懐が深すぎる再演佐野ラウルの組み合わせならワンチャン無くはないかもしれない🐩
高井「クリスティーヌがなぜ最後ファントムを選ばないのか分からない」
佐野「(Q. ファントムとラウルどちらに感情移入するか?) クリスティーヌ」
岩城「(Q. 同作中で演じてみたい役は?) クリスティーヌの亡きお父さん。側でバイオリンを弾けたら最高だと思う」←NEW!
