どまば本編⑤
「……ゃん」
「まぁむちゃん!」
「はぁっっ!!?!」
目が覚めた時まぁむは見覚えのないベットに寝ていた。
誰かがまぁむを呼んでいた?
「まぁむちゃん……大丈夫?」
声をかけてくれたのは明美先生だった。
じゃあここってもしかして、明美先生のお部屋…!?
ってバカバカ!まぁむのバカ、そうじゃないでしょ!
「明美先生!真愛矢くんと薔薇宝石(ローズクォーツ)くんが死んじゃったの!」
「二人のことは…残念だったね。真愛矢くんはまぁむちゃんのクローンだったみたいだ。
前あの研究所にいた研究者によって作られてたみたいだね。自我を持った時にはもうその研究者は亡くなっていて自己を保つためにクローン元の君を消して自分がオリジナルになろうとしてたみたいなんだ」
「ほえ?」
「そして薔薇宝石(ローズクォーツ)くんは未来の君の息子だった。実は俺はその相談を受けていたんだよ」
「ほよよ未来?」
「未来の君が多くの男性に気持ちを向けているのを見て、君と現旦那さんがちゃんと結ばれるか不安になったみたいだ。そうなると彼が産まれてくることはなくなるからね…未来の君は過去に干渉しようとしてたみたいだからさ」