ポカニキとぐだ子の小話的なの書きたいな。こういう感じのやつで。
「お前は死を嫌い過ぎる」
そう言われても、そりゃそうでしょう。としか思わない。それを口に出さない分別はあるけど、こちらだって言い分はあるのだ。
自分は人類最後のマスターとして「死ぬ訳にはいかなかった」し、カルデアのスタッフも生かす為に全力を尽くしてくれてるし、守り寄り添ってくれるマシュと共に私が生きたい、と望んだのだ。
死は敵味方等しく訪れるもの。ーそれも知ってる。特異点や異聞帯でどれほど見てきただろうか。信じるもの、託されたもの、向けられた希望、願い、祈り、失望、憎悪、怒り、嘆きと叫び。
それを、それらを抱えた腕を、体を心を、死に委ねるには、まだ早い。
テスカトリポカの楽園ミクトランパ。戦士であるならば、敗者も受け入れ癒す。