アンソニー・マン『西部の人』みた。
・これで6作目だけど初めてマンのカラー映画を見た。
・シネスコを豊かに使った画面の優美さ・ワクワク感を背景に、虚無感を湛える話 (というか決定的なものを欠いたドラマというか) が展開されるのでふと異様なものを見てる気持ちになる。
・「足を見てくれた人って14のとき以来よ」→「靴から脱ぎ始めろ」なので、あそこはドレスまで脱がさなくても成立しそうではある。でもそしたら殴り合いの場面も変えなくちゃか。
・殴り合いの場面の馬。
・改心し妻子もあり、あれだけの殴り合いのあとにも「殺せない」と言っていたリンク (ゲーリー・クーパー) も突発的に銃撃が始まれば撃たざるを得ない。安易な連想だけど、今作をもっと歪めていくとイーストウッド『許されざる者』になるな〜とか思っていた。
・ゴーストタウンでの銃撃戦が良いのは画作りもあるけど、時間感覚も大きい気がする (あんまりちゃんと考えれていない)。