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11月17日は『家族の日』だそうです。「壊れた家庭」で育った僕は、正直イラッとする。
自民党の『憲法改正草案』にはこの様な条文が追加されている。

改正草案24条1項
家族は、互いに助け合わなければならない。
chuolaw.com/letter/letter77/le

「余計なお世話だバカ!」と思うと同時に、これに加えて「基本的人権の削除」に「緊急事態条項」。僕たちを「意思を持った個人」ではなく「国家の一員」として組み込もうというのが見て取れる。

これは、ムツヒトが「オモフ」ところの「ナンジ臣民父母ニ孝に兄弟ニ友ニ夫婦相合シ」であったり、
zenseiren.net/osirase/news/201
文部省の『国体の本義』による『わが国の孝は人倫自然の関係を更に高めて、よく国体に合致するところに真の特色が存する。わが国は一大家族国家であつて、皇室は人民の宗家にましまし、国家生活の中心であらせられる。臣民は祖先に対する敬慕の情を以て、宗家を崇敬し奉り天皇は臣民を赤児として愛しみ給ふのである。わが国に於ては忠を離れて考は存せずが忠をその根本としてゐる』という「"国""家"像」、つまり「八紘一宇」を想起させる。寺山修司の言うところの「国家が本家で、家は分家」(『家出のすすめ』)という事だ。

自民党をはじめとする右翼改憲派の狙いは、僕たちを「国家(家族)の一員」にする事にある。そして、本来「権力者を縛り付ける為の憲法」を「僕たちを拘束するもの」として作り変えようというのが狙いだ。無論「マイナンバー」も、僕たちの「管理」が目的であり「医療が便利になりますよー」は方便に過ぎない。「日本医師会」も「日本薬剤師連盟」も自民党の支持母体だ。そうやって僕たちが「国民か非国民か」を探っているのであり、「普通に暮らしてりゃ大丈夫っしょ」と呑気に構えている人こそ「国家の一員になりやすい」。その方が「楽だから」だ。意見も意思も持たずにハイハイと従う従順な「しもべ」こそが「理想の国民」なのだから。

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