「生きづらさ」を感じている人が冷笑系に走る姿を、SNSをやってると可視化される。
かく言う僕も、20代の頃はゴリゴリの冷笑系だった。世の中を嘲笑うのは「快楽」だった。僕も、下手をすれば「後戻り」出来ないところまで行っていたかもしれない。
僕はどこで踏み止まれ、そして踵を返す事ができたのか?
それは僕が「出会ったもの」が関係していると思う。特に、たかしげ宙・皆川亮『スプリガン』。寺山修司『家出のすすめ』。大塚英志『サブカルチャー反戦論』。大槻ケンヂ『猫を背負って町を出ろ!』。筋肉少女帯『パレードの日、影男を秘かに消せ!』(作詞:大槻ケンヂ・作曲:内田雄一郎&筋肉少女帯)。パンクバンド特撮『5年後の世界』(作詞・作曲:NARASAKI・作詞:大槻ケンヂ)などの影響がとても大きい(あとは右翼とニセ科学が昔から嫌いというのもある)。
僕は「運が良かった」だけなのかも知れない。少なくとも「出会ったものに救われた」事は書き記しておきたい。