「無関心」でいることはとても楽だが、そのせいで苦しみ死んでいく人たちがいる。
「人質たちは戦闘員もろともイスラエルの治安部隊に殺された」と生還者が証言……10月7日、ハマス主導の奇襲攻撃で本当は何か起きたのか『文春オンライン』
https://bunshun.jp/articles/-/68968
『ガザでは2007年から国際法違反の完全封鎖が続き、経済基盤が破壊されたガザに、16年以上にわたって閉じ込められ、6割以上の者たちが満足に食事も摂れない状況に置かれ、8割の世帯が国連をはじめとする支援団体の配給で辛うじて食いつないでいるという状況です。(中略)2012年、国連は、ガザの封鎖がこのまま続けば、2020年にはガザは人間が生きることのできない状態になると警告していました。世界は、それをずっと関心の埒外に捨ておいてきました。』(本文より)
「どっちもどっち」「暴力の連鎖」は間違っている…テレビや新聞では伝えない、ガザで今起きていること『文春オンライン』
https://bunshun.jp/articles/-/68966?page=3
『今、起きていることはジェノサイドである。我々はこれを何とかして止めなくてはいけない。では、その問題の根源とは何なのか。その根本に立ち返ってしっかりと報道していたならば声を上げていたかもしれない人たちまでも、結局、「暴力の連鎖」「憎しみの連鎖」といった言葉に納得してしまい、「どっちもどっち」だと考えて、先に進むことがなくなります。こうした言葉を使うメディアは信用しないでください。「暴力の連鎖」「憎しみの連鎖」じゃないんです。こういった言葉に落とし込むような報道自体が、私は犯罪的だと思います。こうした言葉を使うことによって、結局、出来事を「他人事」にし、声を上げない、無関心でいる側にとどまることになります。』(本文より)