かげもとさんの影響で、「天幕のジャードゥーガル」という漫画を読んでいるんだけど、
真の意味で「女の戦争」という感じがする。
女というだけでこんなにも多くのものと戦わなければならない
という内容なのはもちろんのこと、
何よりもすごいのは、「男の目をかいくぐった作品」だというところ。
多分、不明な男の人だったら、この作品を読んでも
「へえー! 国を巻き込んでの復讐譚、かっこいいじゃん! おもしろいな!」みたいな感想になるだろう、という感じがする。
でも、女にとって、そういうことじゃない。
いくつもの敵と戦っているというその事実、
それをかなえるために得るものや捨てるもの、
そういうものががっつり描かれている。
「女って生きづらい」を感じたことがある人なら、すべてが共感する作品ではないかと思う。