もうひとつ。転属になったあとようやく家族のもとに帰れるのにもかかわらず、良心の呵責に駆られて吐いているようにみえるが、それとラストシーンにおける未来(現在)のアウシュヴィッツとヘスの嘔吐のモンタージュをつなげて考えると、過去とは、もはや取り返しのつかない出来事であり、そうした未来の博物館になったアウシュヴィッツの姿を一瞬垣間見たことで、ヘスは嘔吐してしまう、そのように解釈しうるだろう。そしてそこに、ガザを無視しつづける現在のぼくらの状況に対する反省的な視点が重ねられる。未来を見ろ、そして現在起こっている出来事は、取り返しのつかない出来事なのだ、と。
@seki_takanao освенцум слишком распопулярен, там не самое страшное