今日(9/2)の毎日新聞朝刊「今週の本棚」に『トランスジェンダー入門』の書評が掲載されています。評者は橋爪大三郎さん。冒頭いきなり「LGBTQのTは「トランスジェンダー」のT。出生時に決められたのと反対の性別を生きる人びとだ。」で始まっていて、本書で書いてきた説明もなにも咀嚼されておらず、あまりに乱暴で、正直ショックです。多忙を縫って橋爪さんに書評を書いていただけたのは感謝なことですが、こうした粗雑な書評が校閲の目をスルーしてふつうに全国紙の書評欄に載るということ自体が、トランスジェンダーたちを軽んじるメッセージになっていることには、もう少し自覚的であって欲しいものです。『トランスジェンダー入門』の第1章くらい読んでもらえないのでしょうか。というか、毎日新聞には抗議のメールを送ります。
https://mainichi.jp/articles/20230902/ddm/015/070/003000c
よく話す人間と「友達ほしすぎて気狂ってきてさ~」「わかる~」と言い合って双方「おれが友達じゃないか」みたいな展開に持ってかなかったの甘酸っぱいラブコメみたいだったわね
おれは人間嫌い且つ情緒不安定故に情の安定供給が保証できないのでおともだちに向きません みんなの偶像、高潔圧です
最近増加傾向に見える米国ティーンのトランス人口は「突発性性別違和(Rapid Onset Gender Dysphoria =ROGD)」によるという主張があるが、実はこの「突発性性別違和」に関する研究は科学的ではないとする記事がこちら。ROGDは、トランスジェンダーの人が近くにいたり(同級生など)、SNSでトランスの人たちを見ることで性別違和が発生するというもの。この論はトランスジェンダーであることは社会的感染によって広がるとするので、当人の主張するジェンダーを認めるような学校では、シスの子が勘違いして性別移行し始めるというのだ。
だが有名な研究二つのいずれも発表が取り消されている。参加者を反トランスのウェブサイトでリクルートするなど、研究の手順に問題があったからだ。
ROGDを疑問視する研究者たちは、こどものカミングアウトがあまりに「突発的」と思う親のあたふたを反映したものといったほうが正確だろうとする。
とはいえ、米国ではROGDを使ってアンチトランスの法案がどんどん可決しているので、日本でも要注意かもしれない。
https://www.scientificamerican.com/article/evidence-undermines-rapid-onset-gender-dysphoria-claims/
青写真裂いては書いた指先にききわけのないピーカンナッツ