ブレイバーン最終回まで見た(ネタバレなしで見たほうが勢いが削がれなくていい気がするので伏せる)
ネタっぽくブチ上げて話題さらって、ちゃんとまともに熱く滾る魂爆発させて終わったし、ホモネタ匂わせも焼き切るような熱い絆だったので、ロマンスじゃないんだあくまでブロマンスなんだという同性愛嫌悪的な逃げではなく、あの後二人が肉体的にくっついてても別によさげな感じに見えたし(いちゃいちゃまっちょ二次創作盛り上がってほしい)
とりあえず作品表現からは、そのあたりはポジティブに受け取った。
ただ、今後メディアでのコメントなどで不用意な発言がないことを望む。
あと逆にルルとスペルビアは性愛的な匂わせがまったくなかったのもよかったし、やっぱりブレイバーンとイサミはぷんぷんさせてきてたよな。
つづき(ルルとスペルビアについて)
出てきた時は、自我も固有名も自由もない使い捨ての有機エネルギー源だったクローンのルルが、廃棄後偶然外界と接触し、自我を芽生えさせ言語を獲得する。
スペルビアはそれを「そんなものは我のルルではない」と拒絶する。
文字通りの搾取、エネルギーを搾り取られて死ぬだけのはずだったルルが、やがて成長し、一度は成人して過去に戻ってきて、スペルビアを説得し、特訓と対話の末バディになる。
最後には破壊されたスペルビアから力を託されてイサミと共に戦う。
って、最初の頃はかなり話的にグロいが、自我を剥奪され個体認識もされず一方的に搾取されてきた女性が自我と言葉と力を得る過程が描かれてたし、スペルビアとルルの間に性愛的なほのめかしがなかったように見えたのもよかったと思う。性愛の提供と引き換えに力を与えられたわけではなかったから。
つづき
ただし、ルルとスペルビアの間に、エネルギー源としてだけ搾取しされていたことへの屈託がまるでないように描かれており、搾取構造を超越したというような感じでもなく構造への批判は弱かったように見える。
ルルとスペルビアは最初はまったく対等ではなかった、ということは最低限押さえておく必要はあると思う。