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綾辻行人『奇面館の殺人』ネタバレだよ 

『奇面館の殺人(下) (講談社文庫)』綾辻 行人
再読。館シリーズ第9作目後編。論理的であろうとするが故にややこしくこねくり回したような推理はすべて否定され、一発で驚かせてくれる。確かに初期の館シリーズを思い起こさせてくれて楽しい。解説にもあったけど、私も爆笑した(笑)。好きだよこういうの。まぁ館シリーズというか、新本格が「新」ではなく本格として定着し、トリック等様々な仕掛けが複雑化・肥大化していった中で、敢えてそれを削ぎ落した「引き算の美学」的な面はあるかも。さてこれで刊行されている館シリーズはすべて読了。最終作『双子館の殺人』までは幕間、ですかね。

bookmeter.com/reviews/11529133

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