ジャニーズ問題 ファンは「推し」文化を改善できる 豪研究者は語る:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR9F4DF8R9DUCVL00F.html
自身もジャニーズ含む東アジア圏アイドルのファンだというジェンダー研究者へのインタビュー。欧米からの視点とそのずれ、韓国のアイドルファンダムとの比較、そして日本社会におけるミソニジーの強さ。どれもとても的確に分析されていて、かつファンへ寄り添ったよい記事だった。
「国連の専門家が来日し、『日本政府が主体となって透明な捜査を確保し、謝罪であれ金銭的な補償であれ被害者の実効的救済を確保する必要性がある』と指摘したにもかかわらず、日本ではまだ何の動きも出ていません。このままでは政府が業界を守ろうとしているように見えてしまいます」
「…もしこうした事件が男性中心のエンタメ文化の中で起きていたとしたら、ファンを責めるような声が上がっていたでしょうか。…男性が起こした加害事件について、女性ファンや女性文化であるアイドル文化自体を責めるのは、ミソジニー(女性嫌悪)の表れです。ファンは共犯者ではありません」