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斎藤幸平氏
「イーロンマスクはスペースXであるとか、ジョブスのアイフォンなんかも、元々は『国の研究費』を使って作られた面がある、例えばインターネットもそうだし、GPSもそうだし、タッチスクリーンとか、こういのは全部、一度は『公的研究費なし』には作れなかったものですよ、私達はジョブスとかマスクが天才だから色々チャレンジしたと思いがちだけど、実は単にそういう天才とか市場の自由競争によって、こういうイノベーションがもたらされてるわけではなくて、企業が取れないリスクを『国が支えている』っていうのが、米国の制度なんですよね、ところが日本の米国のマネしたやり方っていうのは、そういうところがなくなったままに単に『法人税』を下げたり『規制緩和をして競争させればイノベーションが起きるんだ』みたいな、全く『間違った方向になってしまった』っていうのが、これを見るとハッキリ分かるんじゃないですかね」