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トランス、性別移行するということはそれまで送ってきた人生、生き方、友人関係などに決定的な不連続線を引いてしまう。うまく折り合いをつけることは、こんなにも難しいとつくづく思い知った。トランスを理解してもらうことは難しい、一番の関門はジェンダーアイディンティティの説明だと思っている。
最初、「心の性」として広まったが、これは一見わかりやすい言葉だけれど、なにも説明ができない。ゆえにトランス排除者には、「心の性」などないという、一言で切り捨てられるもので、シスジェンダーの人でジェンダーアイデンティティを意識する人がまれであろうから、この言葉一つでどちらが正しいのかわからなくなってしまうかもしれない。トランスジェンダーは生まれ持ったそのジェンダーアイデンティティーを選ぶことができないことがシスジェンダーの人にはここまで理解できないとは思わなかった。
なので、中年になってから、妻子もあって、「突然」性別変更してしまう人が批判の対象となり、子どもの頃からどうしてもその性別でやっていけない、GIDが本物で、中年の移行なんて偽物みたいに言われがちなのだ。周りからは「突然」と見えるかもしれないけど、本人の中ではいままでずっと押し殺して、自分自身を否定し続け、ようやく決断できた、自分らしい生き方なのだ。

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