仕事を投げ出して家に帰って絵描いたりしたいな
日本国語大辞典(精選版)を買いました……
「好奇心はたいてい虚栄にすぎない。知りたがるのは、それについて話すためだ。さもなければ遠洋航海に乗り出したりはしないだろう。それについて何も語らず、ただ見る楽しみだけで、見たことをいつか人に伝えるという希望もなしに。」(パスカル『パンセ』)
トマトのカプレーゼと白ワインで優勝した
「二階の窓に桜の葉が繁って、彼は中学を休んだ。曇った朝の空が葉のむかふにあった。雀が囀った。
怠けものはさきになって困るぞ、と誰も云はないが云ふ。それがちりちりと迫った。
彼は左官になって一生懸命高い梯子を登り降りする姿を夢みた。懐中時計の字のない部分は白かった。
正午前である。空がすっかり晴れて来た。」
(原民喜「青空の梯子」)