澤村伊智『ずうのめ人形』

ようやく読み終えた〜

善良なカップルの野崎さんと真琴はいつも死にそうな目に遭ってるな…
しかしこの二人がいることによる安心感は半端ない


大島清昭『最恐の幽霊屋敷』(KADOKAWA)

ビックリするほど人が死ぬー!!

ホラー9割とほんのりミステリ1割のミックスという内容でした
『影踏亭の怪談』のように推理要素がもう少しあるのかなと思いきや、推理なんぞなんぼのもんじゃ、悪霊 :power_txt: 感が強かった

こういう幽霊にはっきりした来歴や意志を求めてはいけないのかもしれないけど、鍋島の調査内容の真偽は知りたかったなー!
キイの霊能力が出現した理由や蔵の中身、キイの家族の死は超自然的パワーゴリ押しじゃなくて、もう少しヒトコワ要素の悪意による犯行を期待してしまっただけに残念…

最後も結構ぶん投げて終わりだったので、色々怖かっただけに勿体無いなあと思いました

十文字八千代が現れる意図もいまいち伝わらず……
物語としてのセオリーなら、他の人間を危険から遠ざけようとしたり、鍋島を守ろうとしたりしているのかなと思うけど、はっきりしなかった

それが味なのかも…


北沢陶『をんごく』(角川書店)

坂東眞砂子の『死国』みたいな、おどろおどろしくも物悲しいホラーを想像していたら、途中から毛色が変わったような…? :blobcatthinkowo:

:amazon: レビューで「ゲ謎」「バディもの」と言われた理由は分かる

登場人物たちの使う大阪弁(船場ことば)が馴染みがないはずなのに心地良かった〜


背筋『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA)

前情報なしに読んだら『変な家』と同じモキュメンタリーホラーでビックリした
というか作家が雨穴さんじゃないか二度くらいチェックした
読者投稿、書籍、インターネット掲示板、聞き取りなどなど、情報の出どころがたくさんあるところにドキュメンタリー(モキュメンタリー)を感じた

これが物語として書かれていたら、怪異の原因が解明されるけど、現実同様すべてがきっぱりはっきり解明するわけじゃないところが「≒現実」のモキュメンタリーホラーなんだろうなぁ


oneeco.jp/post/868

本屋に、本専用のエコバッグ「本袋」なるものが売られていて、しかも月刊ムーのデザインもあって危うく衝動買いしそうになった :blobcatthinkowo:

また行ったら買っちゃうかもな…



リース・ボウエン『貧乏お嬢さまのクリスマス』『貧乏お嬢さまと王妃の首飾り』を買ったゾ〜 :blobcatmeltthumb:


アシュリー・ウィーヴァー『金庫破りとスパイの鍵』(創元推理文庫)

前作に引き続き面白かった!!
金庫破りの主人公エリーが、冷静でしたたかで敏くて、読者にストレスを与えないキャラクター設定なところがいつも良い。
エリーと少佐との憎まれ口の応酬はクセになる。
そしてとうとうエリーたちの住むロンドンが空襲に見舞われ……
ますます激化する第二次世界大戦下でのエリーたちのスパイ活動がこれからも展開していくんだろうな〜

続刊待ってます!!


リース・ボウエン『貧乏お嬢さま、吸血鬼の城へ』(原書房)

相変わらず面白かった〜 :blobcatcheer2:

ポンコツメイドのクイーニーまさかの本採用!!
ジョージーのメイドになるなら、どんな土壇場でも騒がないことが必須だもんね…
なんか『王家の紋章』のキャロルの侍女・テティを思い出してしまいました :blobcat_sphinx:


リース・ボウエン『貧乏お嬢さま、古書店に行く』『貧乏お嬢さま、空を舞う』(原書房)

久しぶりに小説を一気読みして、実にGWらしい一日だったわ〜 :14neko:

元警察官の心優しき祖父が登場すると安心感が :maji_panee:
性に奔放な女友達や元女優の美魔女のお母さんが好き :ablobcatheart:



アニメ「はたらく細胞」を見始めたキッズのために『はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑』を買ってみましたゾ〜 :blobcatbook:

〈英国王妃の事件ファイル〉シリーズを追加購入 :ablobcat9mp_hai:
私は勝手に「貧乏お嬢さまシリーズ」と読んでいるけど、世間的には英国王妃の事件ファイルなのか…?

英国王妃とのティータイムのシーンが好き :blobcattea2:
英国王妃(目上の人)と同じものしか食べられないテーブルマナーのせいで、せっかく美味しそうなデザートがあっても食べられない不憫なジョージー…


変な家2感想 

雨穴『変な家2』(飛鳥新社)

筆者と栗原さんで解き明かすも、読者のために考察や謎の余地を残しているところが、ドラマ『この動画は再生できません』に通じるな〜と思いました

シオリに何があったの〜!?


阿川佐和子他『アンソロジー おやつ』(PARCO出版)

作家たちのノスタルジー薫るおやつの思い出 :blobcatdonutnom:
作家名を見ずに読んで、このエッセイうまいな誰だろうと確認したら、さすがの向田邦子だった!
この作家さんの随筆もっと摂取したいと思うものもあって、おやつというテーマから取っつきやすいし、とても良かった〜 :14neko:


映画版のカバーの下にちゃんと間取りのカバーがあった :yattane: :blobcatcheer2:

ついでに最近読んでいる本 :blobcatbook:



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京極夏彦『狂骨の夢』(講談社文庫)読了 :blobcatbook:

“朱美”の壮絶な人生よ…

そういえば真言立川流が絡んでいたような :baka_question: という曖昧な記憶しかなかったから新鮮に読めた!
木場さんの安心感よ…
あと石井警部が榎木津に翻弄されつつ木場さんの策略にハマって一味に加わったとき面白かった :blobcatgiggle2:



山口恵以子『バナナケーキの幸福』(PHP文芸文庫)

総合病院を経営する医者の夫から突然離婚を言い渡された専業主婦の茜が、娘の七とともに趣味のケーキ作りで成り上がっていく話

茜と七の母娘は人に恵まれているなぁ :blobcatmeowcouple:
私が黒田官兵衛だったら「御運が開けましたな」と耳元で囁いているレベルのツキ…


近藤史恵『みかんとひよどり』(角川文庫)

帯には「美味しい料理ミステリー!」とあったけど、ミステリー要素はほとんどなく、ジビエ料理や狩猟を通じて《命を頂く》ことへの意味を問う話でした。ミステリー要素はほんのおまけ程度。
小説はホラーや殺人事件ものの物騒な内容ばかり読むので、姉の貸してくれる食べ物系の小説は新鮮で良い :blobcatbook:


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