リース・ボウエン『貧乏お嬢さま、メイドになる』(コージーブックス)読了
すっっっごく面白かった!!
1930年代に実在した英国王家の人たちが主人公の遠縁として登場するけど、メアリ王妃や王冠を賭けた恋のデイヴィッド皇太子、既婚のアメリカ人女性ミセス・シンプソンも出てきて、フィクションとノンフィクションのさじ加減が絶妙
主人公の異母兄にあたるラノク公爵が確かに悪い人じゃないけど貴族的というか、本当に己の半径0.5mくらいの保身しか考えてなくて、こりゃひどいとなった
ジョージーの母(恋多き女で元女優&元公爵夫人)がまったく娘を顧みないんだけど、たまーにジョージーを「ダーリン」と呼んだり、いけ好かないミセス・シンプソンと嫌味の応酬をしたり、わりと好きなキャラだった
続編も買おう!!