トゥーコ(イーライ・ウォラック)が兄である神父に食ってかかるのが一番いいシーンなんだよね。お前が神父になるために家を出た時おれやおふくろがなにやってたか知ってるか、って。その現場をこっそり見ていたイーストウッドがそのあとちょっとだけウォラックにやさしくなる。
『続・夕陽のガンマン』は『ベラクルス』でバート・ランカスターが主演のゲイリー・クーパーを食ってたように、ウォラックの役がイーストウッドを越えちゃってるようなところがあると思うんだけど、レオーネの伝記を読んだら撮影現場でもイーストウッドはそう感じていたと書いてあった気がする(うろおぼえ)。