しかし、古来より日本の伝統的な宗教だった神道というものが、明治政府によって国家神道として支配構造に取り入れられたというのは誤りで、神道あるいは天皇というものは最初から国家による支配のために作られたもの。

神道は中国語で、天皇も中国語。神社も律令制を中国から導入するときにはじめてつくられた。天武・持統より前に律令制と一体の概念である天皇は存在しなかった(「おおきみ」と呼ばれるものはいた)。天皇を頂点とする差別構造は、服属させるべき民族や国を蝦夷や夷狄などと呼び、日本国を中国と対抗できる帝国へとつくりあげようとした。

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もっとも「神道」(古代は「ジンドウ」と読んでいた)が宗教として仏教とかと比肩できるようなくらいに体系化されたのは室町時代の吉田兼倶によってらしいけど(そして「宗教」という言葉が生まれるのは明治になってからで、神道は「宗教ではない」とされた)。

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