レーン最後の事件。
大昔…たしか自分が中学生の頃、エラリー・クイーンにはまって作品を片っ端から読んだのだけれど、X→Y→Z→最後、と読み進めて案の定ラストに衝撃を受けたのを今も覚えている。
結末を知っているミステリーでも、また読み返したいと思える名作。
ちなみに、エラリー・クイーン作品のマイベストは「シャム双生児の秘密」。クイーン警視とエラリーの父子関係がもともととても好きなのだけれど、この作品では館もの的に閉じ込められた状況の中で、父子の魅力がきわだっていると思う。外的要因に追い詰められる中でミステリーが展開する構成も、ページをめくる手がとまらなくなる要因の一つ。
あれこれ思い出して書いていて、また各作品を読み返したくなった。思い出させてもらってよかった!